●1 「説明→演習→進級テスト→宿題 」 によるキッチリ指導
進級テストが不合格だと再度、問題演習する羽目になるので、生徒は真剣に説明を聞き、ていねいに問題演習します。だから、すべての教科の項目を「説明→演習→進級テスト→宿題」で指導。「説明」には好奇心を育てるため、立体模型作りや電気・力学・波動などの個別実験を取り入れています。「宿題」はせっかく塾で解けるようになっても、そのままでは忘れるので毎回出します。
「~さん、質問ありませんか?進級テストできますか?出来ましたか?」と一人10回以上の「声かけ」をして、おとなしい生徒でも気軽に質問できる環境にしています。
●2 自学能力を高める徹底した反復指導
生徒が自学できないのは、既習分野の習得が不十分なため。厳選した既習分野を制限時間内にできるまで反復。そうすると、つきっきりで教える必要がなくなり、学校授業もわかってきて成績が上がり始めます。
●3 充実した中間・期末テスト・入試対策
中学校の中間・期末テスト2週間前から、6~12時間の学校教材持ち込み可の無料指導。中学・大学入試6ヶ月前から、高校入試2ヶ月前から、赤本による志望校別受験指導。
●4 毎回の指導報告と年2回の定期保護者面談
進級・単元テスト結果、宿題達成状況、出席・遅刻の有無を毎回ご報告。さらに塾長が7月と12月に全生徒の保護者面談をしています。
●5 電子教育書籍を多数著作の指導経験豊かな塾長
神戸大大学院工学修士。在学中はH学園など大手進学塾で教えていました。
国家試験:騒音関係・大気関係第1種・水質関係第1種公害防止管理者、第3種電気主任技術者、宅地建物取引主任者、漢検2級、英検2級を取得しています。資格試験を多数受けることにより、受験のコツ(受験計画のたて方、参考書・問題集の選び方、出題傾向の調べ方)を体得しました。
川西市の大手塾以降30年間一度も欠勤はありません。生徒に「勉強は毎日の積み重ねが大切だ」と言いながら、自分が欠勤するわけにはいきません。
最近は、自分の学力を高めるよりも生徒の学力を高めることが大事なので、国家試験や資格試験は受けていません。その代り、生徒の学力を高めるための電子教育書籍6冊執筆しました。
◎学院長の電子書籍の紹介
詳しくは、別ホームページ「盛田守の書籍案内1」を
ご覧ください
①『どの子も伸ばせる指導法』
2011年
②『省エネ式 年号暗記』
③『自動販売機・旅人モデルによる 中学電気計算』
④『2と6に置き換えて解く 小学4・5・6年算数文章題』
でじたる書房 2011年
⑤『自販機・ランナーモデルによる 中学受験電気計算』
アマゾンKDP 2020年
⑧New "Ohm's Law" Teaching Method
You can make the electricity class easy to understand
本書は⑦の英語版です。米国・ヨーロッパで発売。
アマゾンKDP 2020年
いずれの本も、生徒指導の現場から編み出した指導法を提案しています。
拙著が電子書籍のベストセラーの上位を占めました。 2018,5,25現在
検索「でじたる書房」 →右下に「ベストセラー」の欄
2.位 自販機・ランナーモデルによる高校受験電気計算 著者 盛田守
3.位 自販機・ランナーモデルによる中学受験電気計算
4.位 自動販売機・旅人モデルによる中学電気計算
●6 低月謝による圧倒的な時間数
一つの教科を週1回指導では伸びません。授業の間が1週間空くと前回習ったことをスッカリ忘れるからです。安くしてでも週2回受講してもらえば、2・3日空くだけなので、忘れる前に新しい内容を指導できます。成績が上げられます。低月謝は「週2回受講=成績アップ」へのこだわりです。
「成績が上がらない」といって問題集に次々に手を出すと、反復回数が減って自滅します。「問題集を5冊やるよりも、1冊を5回繰り返せ」という指導方針。教材費で儲けようとする大手塾より教材費は少ないけれど、この方が多く伸びます。さらに、少ししか使わない教材は、貸出しにして教材費を抑えています。
●7 いじめ対策・成績保証・入室管理メール
◎いじめ対策(2020年現在、このサービスは中止しています)
「いじめ」が大きな社会問題になっています。連日いじめに関するニュースが流れ、学校側の対応の悪さや不登校などの問題、いじめを苦に自ら命を絶つといったような痛ましい事件も起こっています。そこで、いじめの救済経験と、いじめを受けて反撃経験のある塾長が、塾生の「いじめにあわないで、勉強に専念できる学校生活」をサポートします。
◎成績保証(ご希望者のみ、有料)
最近、「1学期・2学期の間に入塾時のテストの点から○○点以上あげることを保証します。」「上がらなければ3学期目の授業料は免除します。」という「成績保証制度」を「売り文句」にしている塾があります。広告としては、他塾と差別できる魅力的な言葉だと思います。
しかし、「成績保証制度」といっても、その塾のホームページでよく調べてみると、その条件として、「成績保証の科目は、1科目で週2回受講」しなければならないとか、一学期・二学期の中間・期末テストで、“一回でも”テストの点数が上がれば成績保証を達成したと見なす、など、ちょっと「
まやかし 」みたいなものが感じられます。
最初の一回だけ、成績が上がっても、その次のテストで下がってしまえば、それを成績が上がったとは言えないはずですが、1学期・2学期の3~4回の定期テストで〝1回〝でも基準の点をクリアすれば、成績保証をクリアした、ということにされます。一回だけ良い点をとっても、それを二回目、三回目と、永続させることができなければ、むしろそれは失敗なのではないでしょうか。成績保証制度というのであれば、そういう場合にこそ、三学期目の授業料を免除すべきではないかと思います。
当塾の成績保証制度を説明しましょう。公立中学生で ①週2回以上受講の科目を対象。 ②宿題達成率8割以上(成績保証があるから塾に任せれば保護者はもう安心、ということではありません。家庭での学習環境が大切です。宿題をしない生徒は伸びない。宿題を手抜きする生徒は伸びない。当たり前のことです)。 ③中間期末のテスト対策授業(無料で、約10時間)に8割以上参加。
④月謝に8000円増し(宿題達成率を毎回詳しく調べるための費用、および成績が上がらなかった場合の塾負担の引当金)の条件で、一定の成績が上がらない場合の月謝を割引く制度があります。
◎入室管理メール(ご希望者のみ、有料)
入室管理メール(防犯のため入室を保護者へメール発信)があります。
●8 志望高と生徒の両方に合わせた「私立・県立高入試対策」
私立高は県立と違い特定の分野に偏った出題です。このため生徒一人ひとりに志望高の「赤本」を使って、入試傾向に合わせた指導をします。さらに不得意分野だけを指導し、得意分野は宿題に出します。この無駄のない指導が、個別指導が集団指導よりも受験で優位に立てる理由です。
県立高対策のために、毎年県下100塾が参加する「兵庫入試問題分析会」に参加(今年は3つの会に出席しました。陰山英男氏の「AIの進歩で今の子供たちは将来食べられなくなる、というのはおどしだ。別の欲望が生まれて新しい産業が生まれる」。ドンと構えて基礎学力を徹底反復しろ、と理解しました)。17年入試で英語に満点の生徒が出ました。
●「低費用 個別指導」で「多時間 個別指導」が実現。進学塾に合わない 次のような生徒が伸ばせます。
① 遅れて受験勉強をスタートした生徒 進学塾では、遅れて入塾した生徒は未習事項が多くついて行けません。このための補習も大変です。
100日間の受験勉強で関学中合格 (ゆりのき小6A君)「関学中に行きたい」と言って、小6夏期講習から入塾したA君に、「関学中は、小4から重いかばんを背負って塾通いし、やっと入れる難関校。今からでは遅い」と説得し、教科書中心の指導をしました。9月末、「関学中にどうしても行きたい」と、また言い出したので、9月27日から月水金土日の週14時間40分の授業時間で受験指導をスタート。過去に出題された問題とその類題以外は手を付けず、3回繰り返し演習しました。冬期講習は毎日受講。
② 教科に得意・不得意の差が大きい生徒 進学塾の能力別クラス編成では、算数と国語の合計点でクラス分けをします。例えば算数30点・国語90点の生徒は算数60点・国語60点に合わせた授業を受けることになります。この生徒には、算数は難しく、国語は易し過ぎる授業です。
進学塾の夏期講習の算数についていかれなくて、当塾に入塾。奮起して東北大工学部現役合格 (富士小5Bさん)新聞「被災地の学校 文具足りない 母校で支援呼びかけ」(11,4,10朝日)の写真を見て「えっ」と驚きました。小5の10月に入塾したあの生徒です。算数は教科書レベル、国語が得意。国語は宿題だけにして、算数と理科を基礎から指導。理科では電気・磁気・てこの実験をして好奇心を育てました。多くの宿題を必ずしてきました。遅れていた算数をがんばって、雲雀が丘中に合格。
三田学園中受験失敗でも奮起して学年1位 (八景中1C君)「もう一度三田学園を受験したい。」こう言って中1の4月に入塾。英語は小学校の時から習っていたので宿題だけにし、主に苦手な数学を週5時間30分指導。「こんなにも!」と言うくらい宿題を出しました。速く進むので中間・期末テストの2週間前から国理社に切り替えて指導。中2の1学期末テストで「やっと、学年で1番になった」と喜んでいました。「よくできる男子はみんな三学中に進むので、男子が学年1位になったのは久しぶりだ」と先生も喜んでくれたそうです。その後、三学高に進み、東大現役合格。
③ じっくり思考型の生徒 一斉授業では、基本的な質問をするとみんなにバカにされるので、質問できません。進学塾は特にそうです。
時間計算の補習授業から始めて岡大医合格 (富士小3D君)「時間の計算が分からない」と言って3年夏期講習から入塾。順調に進み、5年の6月には小学全分野を終え、週9時間30分で受験勉強をスタート。分からない問題は何時間でも考える生徒でした。どんなに考えてもわからないので『応用自在』を壁に投げつけた、と言っていました。その後、三学中に進み、岡大医学部現役合格。
小5に戻りながら10か月後に学年30位 (ゆり小6Eさん)小6の2月に入塾。文章題が苦手で小5の割合に戻りながら中1数学を指導。分からないところは必ず質問し、同じ間違いは二度としませんでした。 「小5と中1の両方の勉強をして今はしんどいけど、君は必ず伸びるから」と励まし週5時間30分指導。2学期からは英数が速く進み出したので中間・期末テストの2週間前には理社国のテスト対策をしました。 12月の懇談で「数学で100点を取ってきてビックリしました。学年で30位以内」とのこと。その後、北三に進学。
④ マイペース型の生徒 7カ月の受験勉強で英検3級合格 (武庫小4Eさん)「中学3年間、英語を真面目に勉強して受かるレベルなので、覚悟して勉強してください」と念を押して、小4の5月から指導開始。高校入試用の文法書を1章から指導。1次試験(10月)の1週間前からは『集中ゼミ』を指導。「英検は同じ問題が繰り返し出される。今日と明日は、×だった問題を繰り返すように」と最後の指示。1次試験合格後『2次予想問題』を面接形式で指導。「道を歩いていると、ふと単語が浮かんできた」というほど繰り返したそうです。
●進学塾の指導法に合わないからといって、失望することはありません。「向上心のある君」「メチャ勉強したいあなた」との出会いを、楽しみにしています。
●成績向上の秘訣は単純です。わからないところまで戻って、「これが答だ」と自信が持てるまで、問題を繰り返し解くことです。
●私立中学
三田学園、ひばりが丘学園、仁川学院、関西学院、報徳学園、親和、神戸山手
●高校
公立:北三、祥雲館、西陵、有馬、
私立:三田学園、ひばりが丘学園、仁川学院、関西学院、報徳学園、親和、神戸山手、龍谷、箕面自由、松聖、六甲
目次
●1 学力向上のカギは「説明よりも問題演習の反復」
●2 個別指導は、高いだけで伸びない!?
●3 「合格実績=先生の指導力」という誤解
●4 効率の良い学習方法とは? 「ラーニングピラミッド」
●5 効率の良い学習方法とは? 「音読」の勧め
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●1 学力向上のカギは「説明よりも問題演習の反復」 110810
学力を上げるには、「説明」か、それとも「問題演習の反復」に時間をかけるべきか。これを判断するため、長年教育現場で生徒指導に当たってきた経験者の意見を調査しました。
新聞 に、ベネッセコーポレーション福島保社長と記者の次のような対話が載っています(朝日2008、1、23)。
「紙の通信教育はもう時代遅れですか。」―「そうではありません。学習の基本は紙に書くこと。ノートを取って、問題集を反復練習しないと実力はつかない。」
ベネッセコーポレーションは、通信添削の会員数では、幼児、小中高校生合わせて391万人を有する通信教育事業会社です。学力向上のノウハウを多く蓄積しているはずです。そのトップとして、「ノートに書いて、問題集を反復練習」との意見は尊重すべきでしょう。
次に、渡辺寿郎著『英語構文必修101』(増進会出版社 2004年)の序文には、「やがて英語の教師になって、県下随一の進学校であるF高校へ赴任しました。驚いたのは、生徒が優秀なのに、文法演習問題のぎっしり詰まったガリ版のプリントを、毎時間1枚集中して行っていたことです。文法は、通り一遍の理屈をいうよりも、大量のドリルのシャワーを全身に浴びるほうが身につくことを、この時学びました。」とあります。
ここでも「通り一遍の理屈(説明)」よりも「大量のドリル(問題演習)」を強調しています。
最後に、多くのベストセラー問題集を著している上垣暁雄氏の『即戦ゼミ11大学入試ベストポイント英語頻出問題740』(桐原書店 2005年) の序文です。「本書は,大学を受験する皆さんが、大学入試に必要な基礎学力を身につけることを目標に作成しました。受験生の皆さんが、短期間で大学入試に必要な英語力をつける最も効果的な方法は、頻出問題を知り、繰り返し学習することであると思います。」とあります。
ここでも「繰り返し学習すること」と述べています。
以上をまとめると、「説明」よりも「問題演習の反復」が、学力向上への最短コースということになります。
生徒の錯覚として、「説明がうまければ、スイスイと頭に入って、自然に覚えられ、たいして問題演習をしなくても問題が解けるようになる」と思いがちです。しかし、教えた内容が生徒に定着し、学力がつくのは、やはり「問題演習の反復」です。講師の説明中は、自分の頭で考えなくても勝手に答えが出るので、脳は楽をしてしまい活性化されないからです。
●2 個別指導は、高いだけで伸びない!?
前述のように、学力向上効果の高い「問題演習の反復」をさせれば、生徒は忘れません。生徒からの質問も減ります。学校の勉強も分ってきます。その結果、ますます説明時間が短縮でき、「問題演習の反復」に注力できます。
反対に、「問題演習の反復」を削って、学力向上効果の低い「説明」に、時給の高い講師が時間を費やすから、いつまでたっても生徒は伸びず、「個別指導は、月謝が高いだけで伸びない」と言われるのです。
●3 「合格実績=先生の指導力」という誤解 130310
1964年当時、日比谷を筆頭に、西、戸山、新宿などの東京都立高が東大合格者を占めていました。1967年、受験戦争の緩和を目的として、これらの都立進学校に優秀な生徒が集中しないようにと、東京都は「学校群選抜制度」を実施しました。
しかし、この年を境に、優秀な生徒が都立高を避けて中高一貫の私立高へ移ったため、都立高の東大合格者の減少が始まります(1971年)。代わって、灘・開成・麻生など中高一貫の私立高が伸びてきます(1999年)。
東京都は、「受験戦争の緩和」という当初の目的には失敗しました。しかし、副産物としての「合格実績は、生徒の素質か、先生の指導力か」という教育実験から、次の結論が導かれます。
・「現在、私立が大学受験で成果を上げられるようになったのは、もともと優秀な子どもがたくさん入学してくれたからで、私立自体の努力だけでは、そうはいきません。よい素材をかつては公立校が独占していたのを、今は私立がとってかわっただけのことです。・・・私立桐蔭学園校長(当時)鵜川昇」 [NHK教育プロジェクト、秦政春共著『公立中学はこれでよいのか』日本放送出版協会 1992年]
・「難関大合格実績の7割は生徒のレベルで決まると言われます。かつて東大合格者ランキング1位の常連だった日比谷も、教員は一緒なのに学校群選抜で生徒のレベルが均質化された途
大手学習塾・予備校での合格実績は、どの学力レベルの生徒も伸ばした結果ではなく、多教室展開と多額の広告費によって優秀な子どもを集めて指導した結果なのです。
多額の広告費を費やさざるを得ない理由を説明しましょう。優秀な生徒が他塾に行ってしまうと、後でその塾の合格実績に上乗せされる恐れがあるからです。例えば、灘中合格数が20人対20人の2つの塾があったとします。広告費をケチって、優秀な小4生の5人が対抗する塾に入塾したとします。2年後の灘中合格実績は25人対15人と、2倍の10人の差になります。このように、他塾の合格実績を上げさせないためにも、広告費が削れないのです。多額の広告費は進学塾の宿命なのです。この多額の広告費はだれが負担するのでしょうか。
優秀な子どもに合う指導方法が、勉強の苦手な子どもにも合うとは限りません。これを学習心理学では「適性処遇交互作用(学習者の適性によって、指導(処遇) の効果が異なること)」と呼んでいます。当塾では、「問題演習の正答率が8割の指導」がその子にもっとも適した指導レベル、と決めています。8割未満だと復習を増やし、8割を超えるようだと、速く進むか難しい問題を指導するように、調整しています。
「私が支払った月謝は、合格実績を上げられるよその子ではなく、うちの子のために使ってほしい」という保護者の切実な願いに、お応えしています。
●4 効率の良い学習方法とは? 「ラーニングピラミッド」 181110
様々な学習方法の中で、どれが効果的なのか。「ラーニングピラミッド」というアメリカ国立訓練研究所が発表した学説をご紹介します。
ラーニングピラミッドとは、現在行われている7つの学習方法(①講義:授業や講義を聞いて学ぶ。説明を受ける)(②読書:教科書や書籍を読んで学ぶ)(③視聴覚:ビデオや写真を見て学ぶ)(④デモンストレーション:実験などの実演を見て学ぶ)(⑤グループ討論:与えられた課題をグループで議論する)(⑥自ら体験する:問題演習)(⑦他人に教える:覚えたことを他人に教える)を記憶定着率順に並べたものです。
例えば、講義を聴くだけでは記憶定着率が5%、問題演習など自ら体験すると75%。実に「⑥自ら体験する」は「①講義」の15倍の記憶効果があるということになります。
ただし、この定着率は、実験などによって確かめられた数字ではありません。しかし①から⑦の記憶定着順は、多くの人が見てもほぼ正しいと考えられます。実際『脳には妙なクセがある』池谷裕二東大教授(脳科学研究)扶桑社2014年の本には、「勉強は、教科書を復習するより、問題を解くほうが効果的だ」と、同様の研究結果を述べています。
これらのことから、記憶定着効果の高い「問題演習」をすれば、生徒は忘れません。質問も減り、学校の勉強も分ってきます。この結果、ますます説明時間が短縮でき「問題演習」に注力できます。反対に、「問題演習」を削って、「分るまで何度でも教える」といって、効果の低い「説明」に、時給の高い講師が時間を費やすから、いつまでたっても生徒は伸びず、「個別指導は、月謝が高いだけで伸びない」と言われるのです。
当塾の指導方針は「一度理解させた」ら、「忘れる前に、反復演習をさせる」です。生徒一人ひとりの「忘れる時間」を記録して、最適の反復間隔を割り出し、指導効果を上げるようにしています。
参考までに、追加します。
⑦(他人に教える:覚えたことを他人に教える)が記憶定着率90パーセントです。ということは、生徒に教える仕事をしている講師が、一番記憶の定着によいことをしているのです。塾長一人で中学の5教科指導していても不思議はないのです。仮に中3生が6人いたとすると、年に6回同じことを指導するのですから、反復回数だって半端じゃないです。
●5 効率の良い学習方法とは? 「音読」の勧め 190120
様々な学習方法の中で、どれが効果的なのか。「音読」という古くて新しい方法をご紹介します。
音読で使用される感覚は「文字を読み取る視覚」と「それを再び聞く聴覚」。 そして、音読で生じる処理は、「文字を読み取る」「読み取った文字を文章として理解する」「理解した文章を声に出す」「声に出した文章を音として聞く」「音として聞いた文章を再び理解する」と多岐にわたります。音読はこのような多くの処理を同時に行っているのです。
当塾では、10年前から、「英語教科書の音読」を「進級テスト」として取り入れています。発音がおかしいと再テストする羽目になるので、生徒の皆さんは真剣です。この音読テストで、ずいぶん発音がよくなりました。発音に自信がつくと、音読して英単語を覚えたり、学校で先生に当てられても堂々と英文を読んだりできます。音読は英語が得意になる第一歩です。
最近では、「音読目標時間」を設定して、「速読」を促しています。中間・期末・高校入試でのリスニングテストが速くて聞き取れないからです。生徒たちはタイマーを片手に、設定された音読時間を目標に、速読を繰り返しています。速読練習で、リスニングテストが聞き取れるようになる。英文の暗記も自然に習得できる。高校入試頻出の英語長文が、短時間に読めるようになる。このように、速読は一石三鳥です。
■5 合格体験記
goukaku03.pdf へのリンク
goukaku04.pdf へのリンク
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どの子も伸ばせる指導法
でじたる書房
自販機・ランナーモデルによる 高校受験電気計算
塾長の出版への2つの思い
中学理科「電気」の指導法に、ライフワークとして取り組んでいます。以前、公的なアンケート調査で、電気は中学生にとって最も苦手な分野との報告がありました。
今後とも電気産業は日本の発展に欠かせない産業です。その入り口の中学理科で、苦手意識を持たせる訳にはいかないという思い。
英語の学習を受動的に、仕方なしにやっている生徒がほとんどです。
勉強のための勉強ではなく、世界に打って出るためのビジネス手段として英語学習に取り組んでほしいという思いから、英語版「オームの法則」を出版しました。